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小学校6年生のとき、小学館青い鳥文庫の「クレヨン王国」シリーズに出会いました。
どのお話も夢中で読み、今でも大好きなのですが、
その中に「クレヨン王国の十二ヶ月」「クレヨン王国の新十二ヶ月」という話があります。
ユカという女の子がクレヨン王国のシルバー王妃という美しい王女と、
彼女の12の悪い性格を嫌って家出した王様を追いかける話が十二ヶ月。
ユカとの旅の中で悪い性格を自覚して治し別人のようにおとなしくなってしまった王妃が、
今度は再びユカとともに自分らしさを取り戻す、というお話が新十二ヶ月の旅です。
新十二ヶ月の旅の最後にこんな歌が記載されています。
うろ覚えなのですが(^^;
「あるがままに」
という歌です。
「この花も その花も ありのまま 色美しく
あの人も どの人も ありのままに 心やさしく
ああ 光の空の下 わき立つ命は
神のみわざ 同じみわざ
みんながひとつ ひとつがみんな
ああ かがやく大地の上 ふき出す命は
神の血しお 同じ血しお
みんながひとつ ひとつがみんな
あの町も その町も
ありのまま ほこり気高く
この月も どの月も
ありのままに めぐみ豊かに
ああ 光の空の下 わき立つ命は
神のみわざ 同じみわざ
みんながひとつ ひとつがみんな
ああ かがやく大地の上 ふき出す命は
神の血しお 同じ血しお
みんながひとつ ひとつがみんな
この花も その花も
ありのまま 色美しく・・・」
私は最初、この話を読んだときに
自分らしく生きていけばいいんだ、欠点をわざわざなそうとしなくてもいいんだ、と思いました。
でも違うんですね。
欠点は欠点でも、それを自覚して自分らしさとして認めていきていくのと
自分の欠点から目をそらして、自分は自分だからこれでいいんだと思いこむのとは
ぜんぜん違う。
この話を読んで10数年たって、初めて気がついた物語の意図に
ちょっと興奮して、思わずここに書き綴ってしまいました。
こうしてひとつずつ、自分の世界が広がっていくのって
本当にうれしい、幸せなことですね。